オークション番組のハンマープライス
オークションというと、従来ペニオク会場という場が設けられて、いわゆる競り市が行われていました。ネット社会の進展によりそうした商売の姿はいつしか見られなくなってきましたが、テレビ番組で見かけるオークション番組にあるように一種のブームでもあります。オークションバラエティとして、1995年1月から1998年9月26日にかけて放送されていた番組として記憶に新しいのは、とんねるずのハンマープライスです。
毎週土曜日23時から23時30分までの30分間の番組で、各著名人から出品されたり、著名人と共演ができたり、著名人に何かしてもらえる権利の獲得といったユニークな内容でした。オークションが過熱すると価格が高騰してしまう恐れがあることから、それを制限しようと、各出品物には上限を設けていました。もしも複数の人が希望すれば、じゃんけんで決するというものです。しかし制限を設けるやいなや、すぐに制限の価格に達してしまうものが多かったこと、当時震災の復興支援活動の寄付金とする目的で上限を設けることを撤廃して上限なしになりました。オークション番組の試みは高視聴率の16%から19%程度を維持していたようです。
いったいどんなものが売られていたのか、具体的に挙げるとすると、1996年の1月1日の新春オークションでは、その年の昨年の大晦日に行われたXジャパンのライブで使われたYOSHIKIのドラムが売られました。その落札価格は150万円と、どんなものでしょう、思ったほど高くはないのか、よくあるドラムが150万円になったのか、これぐらいが限界というところまで上がっていくのが面白いところです。そうした企画があって、毎週のように著名人らからの出品がありましたが、番組が終了したのはネタ切れと言われています。ネタが切れると、別の企画でつないでいたため、ペニオクで競る場面が見られなくなり視聴率が減っていったということです。