オークションで用いられる評価制度

ネットオークションで取引する際に気がかりになるのが、取引相手が正しく取引を成立させることができるかどうかです。インターネットで行う取引である以上、相手を把握しづらい面はあります。基本的にユーザーは実名を使わずに、IDを取得さえすれば、出品できるし、入札もできます。

IDがネット上での自分の看板になり、商号のある企業ではそのまま商号を用いたID名を付けていることのほうが多いのですが、初対面であるとわかりづらいというのが実際です。そこで過去の実績となるものを検討することができるようになっています。そこで用いられる方法というのが評価制度です。yahooオークションを例にとると、落札して代金の支払いと商品の受け取りが完了すると、落札者は出品者を評価することができ、出品者は入札者を評価することができます。5段階評価をつけることができ、非常によい+1、よい+1、どちらでもない0、わるい-1、非常にわるい-1、に加え、コメントをつけます。いわば、相互の満足度を端的に示すものとして、実績として積み重なっていきます。総合評価は評価の件数で表されるのではなく、評価の人数で表されます。

したがって、同じ取引相手のときは、最新の評価のみが総合評価に反映されます。一回目はよい、二回目はわるい、三回目はどちらでもないと評価があるとすると、三回目のどちらでもない0が反映されることになります。こうした評価の際に、あるべき評価がなされないこともあります。それに対して不服もあろうことかと思いますが、どんな理由であっても評価を撤回することができません。

ただ、それに対して返答することができ、他のユーザーへ事情を説明することが可能となっています。これらの評価は対外的に公開情報として参考になり、次のユーザーらに影響を与えていきます。どんな実績のある出品者か入札者かがわかると、いっそう取引の機会を得やすくするといった効果が得られます。